ニケンハウジングが採用する構造フレーム【耐震構法 SE構法】誕生ヒストリー
2017.03.16
スタッフブログ
コーディネーターの田中です。
ニケンハウジング株式会社の企業理念には
【確かな安心】という文言が有ります。
『住まう人の生命と財産を守る』という先代社長の理念を引き継ぎ、
災害の後にも、速やかに日常を取り戻せる家や社会をつくるため、
私たちは【SE構法】を採用しています。
【SE構法】が生まれるきっかけの一つは、阪神淡路大震災でした。
阪神淡路大震災で被害に合われた方の大半が、家屋の倒壊により亡くなりました。
私自身は、大きな地震を経験したことはないのですが、
当時、通学のため下宿している関西出身の友人たちの、
ご家族の安全が確認できるまでの不安な表情は、今でも脳裏に残っています。
かねてより戦後の木造在来工法の信頼性に疑いを抱いていた構造建築家の播繁氏が、
体育館などの大型木造建築の技術を、住宅に応用し開発されたのが【SE構法】です。
最大の課題は、木組みの接合部を構造的に、施工的にどう単純化し、
かつデザイン的に美しく見せるか、にあったそうです。
その研究の成果がSE金物です。くさびの原理を応用し、ドリフトピンを打ち込むことにより、
柱が引き寄せられる仕組みになっています。
こうした仕組みを実現しえた背景には、コンピュータ制御のプレカットの精度が近年、
驚異的に向上したことがあります。
科学的根拠をもって、家族の生命と財産を守り続けるSE構法の家。
以下は【SE構法】の生みの親である 播繁氏のインタビュー記事へのリンクです。
木造建築への愛情が感じられる記事で、工務店で設計職に従事する私も共感するものがあり何度か読み返しています。
よろしければご一読下さいませ。
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【SE構法】誕生ヒストリー 日本住宅の革命『SE構法』は、この二人から始まった。
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