限りある資源
2017.04.09
スタッフブログ
ツーリング先で見かけるのはいつも素晴らしい景色ばかりだとは限りません。
時には複雑な気持ちになる光景もあります。
よく気になるのは山の一部が大きく削られているのを見かけます。
こういった場所は大体建築に使う材料の採掘だったりする訳ですが
最近はその数が多い気がします。稜線好きとしてはあまり気持ち良い光景ではありません。
以前ニュースになってましたが建築に使うコンクリートの採石が
採れる場所が限られ、酷いところでは隣地ギリギリまで掘ってしまい
家が傾く危険性が出て引越しまでしたというケースもあるそうです。
写真に写っているのは伊吹山ですが滋賀県側から見ると採掘で麓から
山頂近くまではげ山になっています。
伊吹山といえばこの辺では象徴的な山ですがそんな山がどんどん
削られているのを非常に悲しく思います。
しかし、建築には砕石は欠かせない材料です。
そのニュースでは砕石が枯渇状態だと伝えていました。
規制をすれば済むような単純な問題ではなさそうです。
もしかすると建築の材料自体を見直さなくては日本の稜線は守れないのかもしれません。
今以上のリサイクル資材の活用が今後の課題なのかもしれません。
いつの日か山を削らなくてもよい時代が来るように
我々今の世代が知恵を出し合い解決しなくてはいけないなと感じました。
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