あなたが欲しいのは土地ですか?家ですか?

あなたが欲しいのは土地ですか?家ですか?
藤原 裕子

Writer

藤原 裕子

 

 

土地探し戦国時代

マイホームを建てるにあたり、親から引き継ぐ土地がすでにある方というのは全体の2割ほどで、ほとんどの方が土地からの取得だと言われています。

 

ほとんどの方が直面する土地探しですが、人気の地域や環境というのは当然、倍率が高く、悩んでいたら数分の差で手付が入ってしまったり、

一方でここだ!という土地に出会えるまでに何年も費やしてしまったり。。。

公開前の土地情報をいかに早く手に入れるか情報戦で勝利する方、自身の足で地域を回り、売りに出そうな土地を虎視眈々と狙い続け売り看板が立ったその日に問い合わせする方…

区画整理区域の新しい開拓地の抽選に並ぶ方…

などなど人気地域の土地購入の戦いの緊張感は凄い物があります。

土地を無事に購入するという事はマイホームへの道のりでの一番最初の難関といえます。

 

 

土地を一番先に決めないといけないという勘違い

そんなスピード感が求められる土地購入。勢い余って予算の多くを投じてしまい、希望の家には予算が大幅に足りなくなってしまうケースが多発しています。

 

一番多いのが、不動産屋さんの土地の資料に書かれている参考住宅プランと参考価格を市場の注文住宅の相場だと鵜吞みにして、土地を購入してしまうケース。

不動産屋さんの参考プランはスペックまで考えられて価格設定されたものでもなく、注文住宅の相場どころか建売住宅のような低価格で記載している事があります。

特に、その不動産会社が、住宅販売事業部も持っている会社だと、土地で利益を出しているので家の参考価格を非常に薄利かつ低スペックで設定していたりすることがあります。これは一見、建築条件付き分譲ではないけれど、他社での注文住宅はどこも予算が合わず、結果的にその不動産屋さんの住宅事業部でしか家が建てられないという、目に見えないからくりが組まれていることもあるのです。

 

弊社に相談にお越しになるお客様でよくあるケースは、地下鉄の駅近くの建築条件のついていない超が付くほどの狭小地を、TVシーエムでもよく見る有名な不動産会社からとても高い坪単価で購入するケース。

坪単価が130万以上と高くても20坪の超狭小地であれば3000万円程度になり、ギリギリ買えてしまうのです。

ですが、土地が小さすぎる場合、耐震性の高い3階建やビルトインガレージにしたいところですが、建築費は木造2階建てに比べるとコストがかかります。その時にようやく不動産会社のからくりに気づき、建築コストを予算内に抑えるために泣く泣く戻っていく。というケースを何人も見てきました。

 

駅から近い土地などは資産価値が下がりにくいという事実はありますが、これから地震も来るであろう地域で、さらにこれからは家の資産価値も評価され引き継がれていく時代に向かっています。それでも、家の安全性や快適性をあきらめてもこの土地が欲しい!

と思って購入されるのであれば全く問題は無いのです。

 

土地を買った後に後悔するという事態に問題があるのです。

そんな後悔が無いように、私達は家族が安心して生涯暮らせるマイホームが欲しいのではなかったか?一度立ち止まって土地を購入する前に相談に来て頂けていれば…と私たちも悔しい思いをする瞬間です。

 

 

 

優先順位を考える。徒歩10分以内じゃなければいけないのか?

 

不動産のポータルサイトでも検索カテゴリの人気の項目は

駅から「徒歩10分」

地下鉄○○線沿い

50坪以上の敷地がいい

南面に開口のある土地がいい

四角い形状の土地がいい

学区はどのあたり

 

不動産屋さんとだけ話していると、以上のような資産価値や利便性などの基準で土地を決めることが多いかと思いますが、

ここに、どんな家が建てたいか、どんな暮らしがしたいかを加えると一気に自分自身の優先順位が変わることがあります。

徒歩10分を15分に広げただけで…土地を50坪以上から40坪以上に広げただけで…一見へんてこな3角形の土地も視野に入れると…なんと300万円安く土地が買えることがわかった場合、どうでしょうか?それでも徒歩10分以内にこだわりたいでしょうか。

少し視野を広げて300万円建物に予算を投下し、耐震性を上げたり、カッコいいデザインにしたり、快適性能を上げたり、素敵なお庭の工事費に回したり…いろんな可能性が広がるのです。

意外と不動産会社ではマイナスとみられ割安になっている形状の土地が、建築で充分カバーできる形状だったりすることも多いんですよ。

 

ライフプランは一番最初に押さえておく

このような理由から、私たちのお勧めする家づくりの順序は

総予算を知る➡建てたい家をイメージする➡建築会社を決める➡土地を買う➡詳細のプランを決める➡家を建てる➡家に住む

土地を先に購入する前に一度、色々な建築屋さんに相談していただくと、自分たちの理想とする品質の建物がどれくらいの金額で建てられるのかの相場や、今の家のスペックのレベルがどんなものなのかなど、家に対する正しい知識を得ることができるので、土地を購入する前に、「信頼できる建築屋さんをみつける」という順番で家づくりを進めていただければ上記のような残念な事態が起こりにくくなると思います。

まとめた優先順位から自分が納得できる土地を自分で選ぶ

不動産屋さんだけでなく、建築士、ファイナンシャルプランナーなど色んな人から情報を得て、それらから自分にはどんな土地がいいのかをしっかりと整理したうえで見つけた候補地から選ぶと、

土地も、建て物も、金額も、自分で納得した選択をする事ができる、悔いのないマイホームが建てられるのではないでしょうか。

 

土地はスピード感が命。素早い決断のためには準備が必要

今、土地探しで良い土地に出会えずお悩みの方や、この土地を買っていいのか不安のある方など、なんでもお気軽にお問い合わせください。

 

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藤原 裕子

Writer

藤原 裕子

広報では、他社にはない自社の強みや魅力を引き出して、必要としている方に正しく届ける。そんなことを日々心掛けています。
お施主様と、想い描く間取りや、動線、インテリアの話をするのが好きです。

インテリアデザイン専卒の元アパレル販売員
現在は、2級建築士取得に向け2年制の夜学に通う建築学生です。

中3女子、3才男子、猫、うさぎ の母です。
家事ラク、育児を楽しみながら素敵な空間で暮らす工夫、ペットと快適に暮らす工夫を探求する日々。
 
理想的な空間と抜群の安心感のある家で快適に暮らしたい方、一生に何度もない家づくりを思いきり楽しみたい方、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
広報では、他社にはない自社の強みや魅力を引き出して、必要としている方に正しく届ける。そんなことを日々心掛けています。
お施主様と、想い描く間取りや、動線、インテリアの話をするのが好きです。

インテリアデザイン専卒の元アパレル販売員
現在は、2級建築士取得に向け2年制の夜学に通う建築学生です。

中3女子、3才男子、猫、うさぎ の母です。
家事ラク、育児を楽しみながら素敵な空間で暮らす工夫、ペットと快適に暮らす工夫を探求する日々。
 
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