二世帯住宅とスケルトン&インフィル
2022.04.11
家づくり相談室
かつて【長男の両親の家に嫁が入り、舅と夫が働きに出て、姑と嫁は家で家事、育児を行う】という形が広く一般的だった二世帯住宅。
今では、【娘家族と同居し、両親とも外へ働きに出ている】【妻と夫の両方の両親と、独身の妹が同居している】などその構成は様々です。
リモートワークが普及した今、【全員が家で仕事をしている。】
なんてことも珍しくありません。
例えば、【大学生の子どももオンライン授業を受けていて、5人の成人が日中ずっと家にいる。】となれば、間取りも一般的な3LDKとはかけ離れ、書斎が4つもある。とか、リビングがコワーキングスペースのようになっている。など、単世帯よりは少々特殊な間取りになるでしょう。
構成人数が多いと個室が多くなり、玄関や水回りを複数設けるために細かく仕切りがちですが、ライフスタイルや家族構成は変化していきます。
子どもが巣立ったり、親の介護が必要になったり、変化に応じて柔軟に対応できるよう先々のリフォームのことも念頭に計画をする必要があります。
可変性のない家は将来売却するにしても、一般需要と合わず解体を余儀なくされるかも知れません。
間仕切りと構造躯体を別で考える【スケルトン&インフィル】は可変性が高いため、資産価値を下げず、長く住み続け、住み継いで行けるエコロジーな家づくりで、特に特殊な間取りを要望される方におすすめの考え方と言えます。
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