家づくりのパートナー選び、住宅会社を見る際の基準のひとつ

家づくりのパートナー選び、住宅会社を見る際の基準のひとつ
藤原 裕子

Writer

藤原 裕子

家を建てようと思ったときに、何を基準に建築を依頼する先を選択するか、何を最優先にするか、色んな選択肢があると思います。

 

私はニケンハウジングで広報・マーケティング担当を務めて10年以上になりますが、全国の大小問わず色んな会社さんと知り合い、情報交換をしたり、学びに行ったり、沢山の社長さんやスタッフさんと関わらせていただいています。

 

規模が大きなビルダーはマスマーケティングで多くの人への認知を拡大し大量集客して、コスパで勝負する会社や、多くの人が好むデザインを売りに大量受注する会社、

小さいながらも社長さんが表に出て、自社の特徴や他にないとがった魅力、家づくりの信念など色々語って、アピールしておられる会社、

InstagramなどのSNSを活用し、デザインや世界観でファンを作る会社

地域に根付き、紹介受注で細く長くしっかりと地場の土壌で生きる会社

 

ニケンハウジングはどこに当てはまるかな?と思ったときに、しいて言うならば小さいながらも自社商品に特徴を持たせ、他社さんとの違いを一生懸命伝えてきた会社です。

ただ、一つ違うのは社長が表に出て、個人のSNSをバンバン上げて自社アピールをする会社かというと、代表はそういうタイプではありません。

 

ニケンハウジングの代表は会うと熱血マシンガントークする事で有名ですが(笑)決して表に出て、「これが正しいんだ」「他は間違っているんだ」という強いアピールはしません。

マーケティング担当としては、他の社長さんのように何も言わずとも自らSNSやブログで家づくりの取り組みや想いを発信し、YouTubeもどんどんやってくれたらこんなに助かることはない…というのが本音ですが、(笑)

 

ただ、私はこれがニケンハウジングの大きな魅力のひとつだと思っています。

 

お客様メッセージにもよくかかれるのが、「違いは的確に教えてくれるけど他社を落とすような言い方をしないところがよかった」とあります。

もちろん「構造計算していない=数値的根拠がない耐震性は危険」だとか、住み手が命の危険にさらされるレベルでのことに関しては実際に起こった倒壊の事実に基づいて語気を強める事もありますが、

 

そのお客様の選択に対してダメだとか、そのレベルに達していないのにできると言っている会社が間違っているとか、こういう会社は偽物ですだとか、、、

SNSの集客が主流になればなるほど、自社がこだわっている事と同じことができてない他社を落とすことで結果、自社が優れていると受け取れる表現をする会社さんが増えているような気がします。

また、それを言われた側の会社さんが、逆に自社はこの水準が標準で出来ているけどできていない他社は・・・・と反論をしたり、、、私は仕事柄SNSリサーチするので目にしやすいのか、そんな心を削られる合戦をよく見かけ少々食傷気味です。

良い会社(合う会社)を見極める物差しを与える方法は、他を下げずともできるはず。敬意は持ちたいですね。

大切なのは、しっかりとした企業理念があり、そこに共感できるかどうかでは?

大切なのは、お客様がこのレベルが欲しいと思ったときにその会社がそのレベルで対応できる能力がある事なのでは?

(このレベルがあった方が良いよと、我々が専門家として一般の方に伝え広める事は日本の住宅の品質向上のためにももちろん大切です)

そして、もうひとつ忘れてはならないのは「人」であると思いました。

お家づくりをされる方は、一生に一度の大きな買い物なので、とても不安です。

建築という世界は専門的なので、色んな情報を見れば見るほど、だれを信じていいか分からなくなりやすいです。

そこに、分かりやすく解説してくれている権威のある人が、強めの表現で忖度無しの意見を発信していると、妄信的になってしまう方もいて、もちろん、それも選択の基準ですが、妄信的になってしまうとその分小さな掛け違いが大きなトラブルに発生しやすいのもまた事実。

先生のような人に設計してもらったが後のフォローが全然ない…営業はとても親切でよかったのに、工事や事務処理が… または大きな会社で仕組みがしっかりしていて安心だと思ったら大きい分全然小回りと言うか融通が効かない…

全てが完璧と思っても、ふたを開けてみないと分からない事も多いものですが、そんな時にも効いてくるのは最後まで真摯に対応してくれそうかどうか、社長の人柄や、会社としての姿勢や誠実性だったりします。

 

あくまでも主役はお客様です。お客様はSNS等で専門家からの有益な情報を得たら参考にはしても信者のようにならないように、一方向からだけの意見だけでなく多方面からの意見を参考に、主体性を持ち冷静に判断していただきたいと思います。

 

注文住宅の家づくりは、色んな事があります。そして住み始めてからが本当のお付き合い。一生トラブルが全く起こらなければそれが最高ですが、建築会社選びはこの先20年、30年、とても長いお付き合いです。よく、結婚相手を選ぶのに近いと言われます。

 

ニケンハウジングのお客様はありがたいことに非常にいい方ばかりで、至らない面も多々ある発展途上の私たちですが、あたたかく見守っていただき、OB様向けのイベントをするといつもとっても沢山の方に参加され和気藹々とOB様同士でも仲良く交流が行われています。

人と人とのお付き合い、社長だけでなくその会社のスタッフや醸し出る雰囲気が好きかどうかって結構重要では?と工務店に長年いて、色んな工務店さんやビルダーさんとお会いして思います。

 

 

 

こういった会社を選ぶ基準も、一つの選択肢としてあっていいのでは?とここ最近のYouTubeをはじめとしたSNS合戦を見ていていろいろ思った、広報担当のひとりごとでした。

 

 

藤原 裕子

Writer

藤原 裕子

広報では、他社にはない自社の強みや魅力を引き出して、必要としている方に正しく届ける。そんなことを日々心掛けています。
お施主様と、想い描く間取りや、動線、インテリアの話をするのが好きです。

インテリアデザイン専卒の元アパレル販売員
現在は、2級建築士取得に向け2年制の夜学に通う建築学生です。

中3女子、3才男子、猫、うさぎ の母です。
家事ラク、育児を楽しみながら素敵な空間で暮らす工夫、ペットと快適に暮らす工夫を探求する日々。
 
理想的な空間と抜群の安心感のある家で快適に暮らしたい方、一生に何度もない家づくりを思いきり楽しみたい方、
ぜひお気軽にお問い合わせください。
広報では、他社にはない自社の強みや魅力を引き出して、必要としている方に正しく届ける。そんなことを日々心掛けています。
お施主様と、想い描く間取りや、動線、インテリアの話をするのが好きです。

インテリアデザイン専卒の元アパレル販売員
現在は、2級建築士取得に向け2年制の夜学に通う建築学生です。

中3女子、3才男子、猫、うさぎ の母です。
家事ラク、育児を楽しみながら素敵な空間で暮らす工夫、ペットと快適に暮らす工夫を探求する日々。
 
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