重量鉄骨を検討中の方から弊社(重量木骨SE構法)へのお問い合わせが増えています
2022.11.11
家づくり相談室スタッフブログ
Writer
森瀬 将文 一級建築士
ここ数日立て続けに連続で、重量鉄骨で検討されているお客様からのお問い合わせやご来店がありました。
どのお客様も「重量木骨」というワードがヒットしたようで、SE構法やニケンハウジングに興味を持っていただけたようです。
重量鉄骨のメリットデメリット
メリット
高層マンションや商業ビルなどに主に使われ、頑丈で大きく重量のある鉄骨造。耐震性は当然高く、ラーメン構造といわれ、筋交いを必要とせず大きな空間が可能です。
一般の住宅に重量鉄骨を採用される場合は、耐震性が欲しい方だけでなくビルトインの大きなガレージが欲しい方や、住宅も中古マンションをフルリノベーションするかのように将来リノベーショしたい方、3階建て以上の階層をお考えの方や店舗や事務所などの大きな建物と一体化にしたい方などにも向いています。
デメリット
重量鉄骨のデメリットは、まず色々な事にコストが大きくかかることが上げられると思います。
木造に比べて重たいので、地盤が弱かった時の補強に始まり、太い構造材に伴って厚みが増し材料費が多くかかる、解体する際の解体費も多くかかると思っておいた方がいいです。
また、熱の伝導率が高い鉄骨造を住宅に採用する場合は、しっかりと断熱気密性を高める事がおススメです。
・断熱気密性が低いと、冷暖房費も多くかかり、室温などの快適性が損なわれます。
かかる税金の違いや資材の再利用等メリットデメリットが詳しく紹介されています↓
意外な所では、住宅の鉄骨造のリノベーションはマンションほどの大改造が出来ない場合もあります。
弊社でも築30年以上前の重量鉄骨3階建てのフルリノベーションを依頼された結果、階段位置が変えられず建て替えをしたことがあります。
階段の位置だけでなく、断熱性が当時の基準で今で言うとほぼ無断熱レベルの状態だったこともあり、これをしっかりと断熱気密の快適な住宅にしたい。というご希望でした。そうなると、本来壊さなくてもリノベが出来る壁まで壊し、窓も取り換え(重ねつけ等違う方法もありますが)る必要が出てきます。
そこまでする状態での見積もりは2000万を超えてきます。その割りに、階段の位置が変えられなかったり、間取りや外観もあまり変わらなかったりと、価格に対して得られる満足感を考えたうえで、SE構法で耐震性も断熱性も十分に高い2.5階建ての新築を建てる事になりました。
なぜ重量木骨への検討が増えているの?
まず、ウッドショックだけでなく昨今の物価の急上昇により、鉄も値上がりが止まりません。元々木造やSE構法よりも高単価の鉄骨造ですから、予算オーバーに対してコスト削減を考えた時に、鉄骨に感じていた大空間や3階建て、ビルトインガレージ、耐震強度などのメリットが木造でも補えるのであれば…と考えてお問い合わせされる方が増えています。
ですが、実はコストだけではないメリットが沢山の重量木骨SE構法。
是非、「3階建てだから鉄骨」「ガレージだから鉄骨」「耐震なら鉄骨」「将来リノベーションしたいから鉄骨」そうお考えの方は一度弊社にお問い合わせください。
目から鱗のご提案させていただきます。
Writer
森瀬 将文一級建築士
一級建築士