最近キッチンメーカーでもよく見る「クオーツストーン」って何?お料理のプロが愛用するキッチン天板
2023.06.12
家づくり相談室スタッフブログ
目次
モデルハウスでも採用した、キッチン天板「クオーツストーン」を今回解説していきます。
クオーツストーンについては色んなWEBサイトで詳しく紹介されていますので、ここでは簡単に説明させていただきます。
- 水晶を93%以上含んだ、高級人造大理石
- 天然の大理石よりも硬度があり傷や衝撃に強い
- 気孔が少ないので水分が染み込みにくい。また、内部で菌が繁殖しにくく衛生管理がしやすい。
- 93%以上が天然素材でありながらも、色んな柄やいろんな色、バリエーションが豊富
そんな特徴のあるクオーツストーン。
ほぼ水晶なので天然石の風合い、水晶の硬さと衛生面、さらに人造大理石の利点も兼ね備えた今大人気の素材に注目です。
生地をこねるのに相性抜群の天板。料理が好きな人におススメ
前述したとおり、気孔がすくないのでパンなどの生地を直接のせて作業できるのでパスタ・パンなどを生地から作ってお料理する方や、お料理教室などを自宅で開催されているお家で採用される事が増えてきました。
傷が付きにくいのでお手入れが簡単で、ふき取るだけで衛生的に清潔を保てます。
また、人造大理石なので加工が可能。天然石は厚みや長さに制限があるので継ぎ目や厚みによる重さなどの問題がありますが人造大理石ならではの自由度がクオーツストーンにはあります。
この天板の魅力は、大理石などの高級感がある質感と風合いがありながら、キッチンの「料理をする場所」としてあったらよいと思われる性能を有している優れた機能的素材という所にあると思います。
デメリットは?
- 大理石のような質感、高級感というだけあって高額です。
- キッチンメーカーのシステムキッチンでの取り扱いが少なく、最上位グレードのキッチンを選ばなければならず、さらにオプション追加でようやくクオーツストーン天板のキッチンにできる場合も。
- 水晶の表面硬度はモース硬度7と非常に高く、傷がつきにくい反面、コップなど落とすと割れやすいです。
- 水晶を樹脂により結合しており、樹脂部分が可燃性を有するため、不燃材としては認定されておらず、内装制限がある場所で使用することはできません。
アイランド側はクオーツストーン天板、背面カウンター側の天板は違う素材を採用した事例
今回採用したクオーツストーン「シーザーストーン」
大理石のようなマーブル柄や、モルタル仕上げっぽいマットな雰囲気の柄など色々とありますよ。
今回のモデルハウスではシーザーストーンの中のベーシックラインから、ヌガーという柄を選びました。
モルタルっぽく見えるシンプルな柄もあり素敵でしたが、今回のインテリアがシンプルなのでもう少し柄が欲しかったのと、せっかくの人造大理石が逆にモルタルっぽく見えるのももったいない気がした事から今回のモデルハウスでは不採用に。
また、しっかりと柄が入ったマーブル模様のタイプは今回のインテリアに合わせるといかにもラグジュアリーになりすぎる事や他社のキッチンショールームやモデルハウスでたくさん見るだろうと思った事。
そうしてあえて昔からあるテラゾーというコンクリートの研ぎ出しのような粒の柄を抜擢しましたが個人的にとっても気に入っています。
還暦近い年代の人からはテラゾーは一昔前というか昭和っぽいようなイメージがあるようですが、見ていただくと分かると思いますが、つや感もあって柄も派手過ぎず品が良いですよ。
キッチンを考える上ではいろいろとチェックポイントがありますが、ご予算も踏まえて後悔の少ない選択をしてもらいたいと思います。
これからマイホームやキッチン買い換えを考えている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
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