色と熱のお話し
2017.07.03
スタッフブログ
以前、建築の専門雑誌に遮熱塗料よりただの白色の方が遮熱性能があるという
記事を見たことがあります。今回の現場は屋根の板金は普通の白色で
角の板金は普通の濃いブラウンです。出来れば遮熱塗料の板金と比較したい
ところですが今回は普通の塗料で比較です。
表面温度を測った時は曇りで更に雨が降った後でしたので
触ってみても余り差は感じませんでしたがそれでも測ってみると一度の差があります。
外気温はアメダスより7月2日の18時では27.2度でしたから
白色の板金は外気温と同じ温度ということになります。
逆にどどめ色の外壁は31.4度と外気温よりも4度以上高く
ALCパネルが蓄熱していることが分かります。
板金は炎天下の中で触った時はこの差がもっとはっきり分かりました。
白い板金は触っていてもまだ耐えれる温度でしたがブラウンの板金は
火傷しそうなほど熱かったです。
夏だけ考えるのであれば屋根も外壁も白色にすると熱くなりにくい家
ということになりますが冬は逆に蓄熱しない家になります。
断熱材の外側の話しですが多少なりとも室温に影響しますので
全く無視する事は出来ません。とはいえ色は一度塗ったらその色なので
性能で選ぶのか好みで選ぶのか迷うところです。
個人的には断熱をしっかりやっていれば色は好みで選んでいいと思っています。
将来、暑くなると白くなり寒くなると黒くなる塗料が開発されれば話は別ですが・・。
こんな塗料が出来たら売れると思うんですがね。
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