松のお手入れ 芽切シーズン
2017.07.08
スタッフブログ
設計 森瀬です
7月に入りまだ梅雨真っ只中ですが、我家では赤松・黒松の芽切シーズンです。
↓4月から伸びだした新芽が7月にはかなり太く、長く伸びばさぼさ状態になります。
↓赤松 実生苗(まつぼっくりから種をとりまき~約7年) ぼさぼさ
↓この軸が黄緑色の部分が今年伸びた新芽です
このまま放置すると樹形を見出しかたちにならないので、この新芽を全て切り落とします。
↓黒松 実生苗(とりまき約10年) 芽切後
芽切をするとこれから夏にかけて、切った根本からまた新たに芽が吹いてきます。この2番目は勢いが弱く葉を小さく育てられます。
これを 短葉法といい近年松の手入れの主流となっています。
昔は、水や肥料を生命維持できるぎりぎりしか与えないでそだてる「やせ作り」等で姿を保つ方法もあったようですが、リスクが高く手入れも大変だったようです。
我家には人にお見せできるような立派な松は一つもありませんが、小品や実生の苗がいくつかあり、定年したら立派な松を育てられるように修行中です。
*松ぼっくりは開く前のものを取ってきて、数日日当たり良い場所においておくと、松ぼっくりが開き中から種がわっさわっさと出てきます。
これを秋にすぐまいておくと翌春に発芽し↑のようなのがたくさんできます。簡単なので、ぜひやってみてください。
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