自然エネルギーを利用したパッシブ貯蔵庫!?世界遺産「荒船風穴」に行ってみた!
2017.08.20
スタッフブログ
皆さん荒船風穴をご存知でしょうか?
風穴は全国沢山ありますがここの風穴はなんと世界遺産に登録されています。
荒船風穴とは天然の冷風が吹く洞窟なんですがそれが何故
世界遺産になるのかがその場で説明を受けるまで全く知りませんでした。
そもそも荒船風穴という言葉すら知りませんでした。
世界遺産になった理由を簡単に説明しますと
昔、山が崩れて谷が岩で埋め尽くされた場所に雨が降り冬の間に
岩の隙間に溜まった水が凍り夏にその氷が解けて岩の隙間から
重力風となり谷の低い部分を1~2度ぐらいの冷風が流れ落ちるという現象を
明治38年、地元の養蚕農家の庭屋静太郎が蚕種貯蔵施設をここに建設し
これもまた世界遺産の富岡製糸場の発展に寄与したとても重要な場所なのです。
鉄道と製糸場と貯蔵庫が見事に連携して世界的に絹糸産業を発展させる事が
出来た大変歴史的に見ても価値のある場所なのです。
そんな歴史的遺産とは露知らずなんか涼しそうという単純な理由で行ってしまったことを
少々恥ずかしく思いました(笑)
新潟の八海山というお酒を貯蔵する施設が雪を溜め込んで冷蔵するいわゆる雪室
を現代の技術で実際に利用されているのを見て自然のエネルギーは侮れないと
感じていましたがこの施設も自然エネルギーを利用したパッシブ貯蔵庫だったんですね。
素晴らしい施設でした。
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