インテリアコーディネーター目線の椅子の選び方
2017.09.24
スタッフブログ
インテリアコーディネーターの河口です。
少し前に、イオン茶屋店の雑貨兼家具屋で長女が気に入った椅子があるというので、最近同行し見てきました。
おっと、いいお値段です。まだまだ大学生なので、検討するということで保留になりましたが、この仕事をしていて気になったのは、椅子の高さでした。
SH47㎝だったのです。SHとはシートハイ、つまり座面の高さです。
自分にあっていない座面の高さの椅子に長時間座ると、太ももの裏が圧迫され、姿勢も悪くなり、疲れの原因になります。深く座っても踵が浮かない位置がベストです。
座面の高さは人間工学で計算すると身長160㎝の方は39㎝ぐらい、170㎝の方は41.5㎝ぐらいが目安です。長女の背は156㎝ですので、まるで高いのです。
でもSHが高い理由もあります。靴仕様の部屋などは高め設定でも大丈夫です。輸入物の椅子は高めSH45㎝前後のが多いかもしれません。
また、ソファなどくつろぐための椅子などはこれに当てはまりません。SH40㎝以下のものも多くあります。
そして、ダイニング用などのお子様の椅子は、大人に合わせたテーブルの高さに合わすため、脚を置けるようになっていて、太ももの圧迫を少なくする工夫がしてあります。
椅子選び、ソファ選びは意外と難しく、高さもそうですが内部のクッション材の違いや、仕上がりの布や皮などで座り心地も変わりますので、お気に入りの椅子やソファを見つけたら、必ず座って、確認することをお勧めします。
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