「土地探し」マメ知識 住宅を建築できない土地がある?
2018.02.18
スタッフブログ
設計 森瀬です
不動産の土地情報などで、100坪で¥500万とか なんでこんなに
やすいのだろう?と思う土地をみたことがあるんではないでしょうか?
これは大抵、「用途」の欄に「資材置場」などと記載されていたりする、基本的に住宅が建築できない土地の場合が多いです。
この区域は各市町村によってきめられていて、それぞれに都市計画図という地図があり、これを見ることで判断できます。
↓例えば大府市の都市計画図 色のついていない白い部分が市街化調整区域といって、基本的には許可なく住宅をたててはいけない地域となっています。森林や水田などの場所がおおいかと思います。安く手に入れても確認申請を下すことができず家をたてられません。
しかし 例外があります。
市街化調整区域でも、昭和45年の都市計画法が施行される以前から宅地であった場合、もしくは建物が建っていたと証明できる場合は、開発の許可を受ければ、建築可能となります(旧 既存宅地)
このような土地は周囲より割安で売られています。ちなみに日進市の人口の多い地域で50万/坪とすると、建築可能な調整区域は25万/坪前後からでています。
予算の都合でお値打ちな土地を探している場合は、調整区域をさがしてみるのもよいかもしれません。ただしたいてい交通の便が悪いので、田舎暮らしのすきな方にお勧めです。
また、(旧 既存宅地)でなくても、分家申請・農家住宅 等 条件さえあえば建築できる場合もありますが、土地を購入して建てる場合はかなり難しい場合がほとんどです(もともと親族が所有している場合は比較的 許可がおろしやすいですが・・・)
設計森瀬の家づくり土地探しのマメ知識でした。
これから家づくりを始めようと思っている方やこれから土地探しに着手する方々の参考になれば幸いです。
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