プライバシーとコミュニティー
2018.03.10
スタッフブログ
インテリアコーディネーターの田中です。
建物のゾーニングを決定するにあたり、近隣や道路との位置関係を検討される事と思いますが、昨今では、プライバシーと近隣とのつながりの面においても、新たな形式が見られるようになってきました。
例えば集合住宅では、共用廊下側に各戸のリビングを配置し、入居者の交流を促すリビングアクセス型や、建設するプロセスから住人同士が関わるコーポラティブハウス、食堂や育児室などの共有スペースを持つコレクティブハウスなど、住人同士のコミュニティー形成を促す住まいの形が普及しつつあります。
住まいの形は、家族間のコミュニケーションのみならず、近隣住民や地域とのかかわり方にも影響を与える大きな要素です。
注文住宅を計画する際も、地域とどのようにつながって行きたいのか、例えば、プライバシーを重視し、各部屋が中庭に面するコートハウスや、反対に、道路に面した濡れ縁のように、外部に開けた配置計画など、地域との関わりという視点から、家づくりを考えてみても面白いと思います(*^^*)
この記事のカテゴリ