宅地造成工事規制区域で建築すること
2018.04.09
スタッフブログ
花粉症の丹羽です。
ああ~~眼が鼻がぐちゃぐちゃです。
最近、宅地造成工事規制区域で建築することが多く
その都度厳しい審査や検査を受けて皆様にお引渡ししているのですが
そもそもこの法律はなんであるのかといいますと
崖崩れや土砂などの流出を防ぐことを目的にしております。
擁壁を作ってもそれが10年後簡単に壊れてしまっては
安心して住めません。擁壁は一旦作ってしまうとそう簡単に作り変え
出来ませんのでキッチリした基準を設け適当に作れないようになっているのです。
場合によっては地盤改良などもしないといけません。
擁壁を作ると規模にもよりますが700万以上掛かってしまうことも普通にあります。
また、土砂の流出を防ぐのはなぜかといいますと宅地から出た土砂が側溝を埋めて
しまい側溝が機能しなくなり大雨の時に冠水してしまう原因を作ってしまいます。
他にも理由があります。その土砂はめぐりめぐって川に流れ込みそして海に流れます。
近年、川の底が土砂で埋まってしまいその為に堤防を更に高くするとまた
土砂が溜まりまた堤防を・・・という悪循環となるのです。
海もそうです。川が流れ込む港に土砂が溜まるとタンカーなどの大型船が
港に入港出来なくなり高いお金を払い海底の穴掘りをすることになります。
そう考えるとこの法律は大事だなと思いますよね。
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