復元する技術 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
2018.06.16
スタッフブログ
工務部の杁山です。
先日、リニューアルされました、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行ってきました。実は、今回のリニューアルの目玉の一つに
大戦末期に活躍した戦闘機、飛燕の実機(実際に戦闘機として使われていた機体)を最新のテクノロジーと技術者の方たちの努力
により修復されたものが展示されていると知り訪れました。
ドイツの戦闘機をライセンス生産して日本で製造された飛燕でしたが、格好も滑らかなゼロ戦
型とはだいぶ違う感じでゼロ戦の柔らかい感じのデザインと比べ飛燕は直線的でシャープな独
特な印象が際立ちます。
70年以上前に製造された飛燕のエンジンである、ダイムラーベンツ社製DB601型の液冷倒立V型12気筒スーパーチャージャー(出力
1,000馬力以上)が飛燕の隣に展示されていました。エンジンの上下を反転したら大排気量のモンスタースポーツカーのエンジンのよ
うにも見えたりしてとても興味深かったです。
修復された機体もエンジンも見る人それぞれに感動を与えくれているようで、多くのお客さんが
この飛燕の展示の見学に来られていました。館内の解説にありましたが、携わった技術者の方々
のご苦労も大変だったようです。
ものづくりに携わる者の一人としても参考にさせていただきました、ありがとうございます。感謝!
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