食洗機いろいろ ~通いかご・フロントオープン~
2018.07.11
スタッフブログ
インテリアコーディネーターの田中です。
先日、TOTOのショールームで食洗機の写真をいくつか撮ったのでご紹介します。
実は、食洗機やコンロ、換気扇などはキッチンメーカーが自らが作っているものは少なく「OEM」と言って、他のメーカーがキッチンメーカーのブランドを付けて製造していることが多く、換気扇なら[富士工業]、食洗機なら[リンナイ]や[パナソニック]などで作られたものが組み込まれています。
つまり、TOTOのキッチンでもクリナップのキッチンでも同じ食洗機やコンロを選択できる(ことが多い)のです。
けれども、TOTOさんの食洗機の中には、[リンナイ]や[パナソニック]と共同でデザインされたオリジナルの食洗機がありまして、TOTOのシンクにピッタリはまる【通いかご】なる物がセッティングできるようになっています。
【通いかご】はシンクにセットできるステンレス製の水切りカゴで、シンクで予洗いした食器を通いかごに伏せて置き、そのまま食洗機にセットできます。また手洗いする際の水切りカゴとして兼用することもできるという代物です。
個人的に気に入っているのはリンナイ製の「フロントオープン」のもので、海外メーカーのミーレやガゲナウの食洗機のように、下に丁番が付いていて扉を手前に倒して開くタイプです。
上下段のカゴが引き出し式になっていて、上の段に食器がセットしてあっても、下の段を引き出して食器を出し入れできるので、食器を入れる順番を考えなくても良く、一食毎に食洗機を使わず昼食と夕食の食器をまとめて洗う方にも向いています。
デメリットは、下段の出し入れのために屈まなくてはならないところですが、若い方でしたら15~20年ほどで買い換えると思えば、老後の腰痛まで心配せずに選んでも大丈夫だと思います。我が家もフロントオープンの食洗機を使っていましたが、壊れるまでとても便利に使っていました。
ちなみに、我が家の食洗機はかれこれ20年近く前に販売されていた「30cm幅」の食洗機でして、現在流通している「45cm幅」や「60cm幅」の物に取り替える為には、キッチンごと替えなければなないため、今は故障したまま食洗機型の収納スペースと化しています(泣)結構探したのですが30cm幅の食洗機は絶滅した模様です。
このように、あまりにもオリジナリティーに溢れた形状のものですと将来取替ができない可能性がありますが、規格サイズの範囲内で各キッチンメーカーでもいろいろ工夫が見られると面白いと思います(*^^*)
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