家の中での事故を防ぐ為に気を付ける事
2018.10.26
家づくり相談室
人が生きていく為に必要な物は、衣食住とよく言われますがその中でも住は、安心して暮らす為に欠かせない物です。
しかし、その住まいにより病気や怪我をする事があります。
不慮の事故は高齢者になると、家庭内での事故が交通事故を上回るという結果が出ています。
家庭内事故を大きく分けると・墜落・転落・転倒の落下型、・つぶされ・ぶつかり・はさまれなどの接触型、・やけど・感電・ガス中毒・溺水などの危険物型の三つになります。
高齢者はこの中で一番多いのが浴室での溺死です。
次に不慮の窒息、転倒、転落などが続きます。
今のユニットバスはエプロンの高さも低くなり、浴槽の深さも適度な深さになっています。縦の長さも足を伸ばしても溺れないぐらいの丁度良い寸法で設計されています。今古いお風呂に入っている方は危険を減らすという意味でリフォームは有効です。特に昔ながらの造作浴室は断熱も全く足りてない場合があり、シロアリの被害にあっている事もありますのでご注意ください。
他にも気を付けなくてはいけないのが階段です。
平屋以外の殆どの家には階段がついています。
お子さんがいらっしゃるご家庭は特に階段にはご注意ください。
隙間が大きく子供が落ちてしまうような階段手すりには、ネットをかぶせる事も有効です。
また、ハイハイやよちよち歩きが始まり好奇心がいっぱいの赤ん坊が目を離した隙に階段から落ち、頭を強打するという事故も決して少なくありません。
階段の上り下りによる事故を防ぐ為に階段に通じるドアには鍵を付けるなどの対策をお勧めします。
また登り口にも簡易ゲートを取り付けておくことが、小さな子供達の不慮の事故を防ぐ為にはとても大切です。
断熱や耐震も当然大事ですが、家の中にも危険が潜んでいるのです。皆さんも一度お自宅を見直してみてはいかがでしょうか。危険は思わぬとこからやってきますのでご注意ください。
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