「一階リビングと二階リビングどっちがいい?」

「一階リビングと二階リビングどっちがいい?」

「一階リビングと二階リビングどっちがいい?」

 

プランニング中、土地の条件によってリビングを二階にするか一階にするかご相談を受ける事があります。

まず室温の快適性をベースとした基本的な考え方からお話しすると、

無風状態であれば暖かい空気は上に行き冷たい空気は下に行きます。

その現象は家の断熱性能を上げても起こります。

皆さんのお家でも必ず起こる現象です。

 

二階に行くと暑くなるのは熱が上に溜まっているからです。

 

もう一つ、家は壁より窓の方が熱の出入りが大きいということ。

 

この現象を踏まえて間取りを考えた場合、冬に室内を自然と暖かくするには日射熱を取り込みやすくするために窓を大きくするのがいいです。

家の中で一番大きく窓を開けたい場所はリビングですよね。

そのリビングが二階にくるか一階にくるかで家の分布がガラリと変わります。

二階にリビングがある場合、日中二階が重点的に暖められ、そのまま二階に留まります。

一方で一階にリビングがある場合、日中一階が温められ、空気は徐々に二階に移動し夜には二階が温められています。

二つを比較すると二階リビングは一階リビングより暖かい空気が二階に偏り、一階は寒いということになり、熱の利用はしずらい環境といえます。

しかし、ここ名古屋市内や大府市刈谷市などの人気地域では一階にも二階にもしっかり日射を取り込める間口の広い好条件の土地はなかなかありません。

大体南に家が建っていて東西も隣家がかなり接近している場所が多いです。そういった場合は二階リビングを提案しますが、その時に大事なのが近隣の家の高さと位置、屋根の形状です。

可能な限り日射の利用を考えた上で最終的に設備に頼るのです。これはパッシブデザインという設計の考え方であり、パッシブエアコンなどはこういった家にもお勧めです。

大体街中の家は1階の北側の部屋は一日中日照が見込めず極寒になることが多いのでこれを補う為に床下から暖める設備をお勧めします。

日本は四季がありますので一つの季節だけみては駄目です。日射取得だけでは夏に熱くなります。日射遮蔽、断熱、通風などもきちんとシミュレーションして行い快適な家を設計することに加え、周辺環境に対する窓ごしの目線やプライバシーの確保など、バランスのいい間取りをプロと相談すると暮らしてから「快適だね」「心地よいね」が一年中続く、そんないい家が建てれると思います。

 

ニケンハウジング株式会社(耐震構法SE構法 重量木骨の家)
所在地: 〒458-0825 愛知県名古屋市緑区左京山602

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