気密性能とは? 家を建てる前に知っておきたい気密の話。
2019.08.09
家づくり相談室
みなさん こんばんは
工務を担当させていただいている 馬庭大輔(まにわだいすけ)と言います。
まだまだ新人ですので、自分の復習を兼ね現場での作業などをアップしていきます。
本日は気密のことに触れていきます。
まず、気密性能とは、家の隙間の小ささを表す性能のことです。
この写真はまだ気密作業をしていない状態です。
まだ途中ですが、このように気密をしていきます。
室内⇔屋外という空気が行き来する箇所(柱と梁の隙間、梁を貫通している金物など)をふさいでいくことで、
住宅の気密性能を高めていく作業になります。
日本では、この気密性能をC値という数値で表わします。
このC値ですが、〇cm2/m2と表わし、家の床面積に対して、どのくらいの隙間があるのかを
知ることができるようになっています。
間取りやサッシの種類(引違いや縦すべりなど)によって数値にばらつきはありますが、
施工する際の目安として0.4を目標にしています。
参考までに、モデルハウスのC値は0.38となっており、体感としてエアコンメーカーの畳数目安よりかなり小さなエアコン一つでも暖かいです。
それの達成には職人さんなどの協力が不可欠であり、気密試験などを行いながら
満足いく数値になるまで、性能向上に努めています。
この気密というものは、一見すきまを塞げばいいだけだと考えますが、実際は
換気や断熱との兼ね合いもあり、とても奥が深い課題です。
もっと勉強をして、確実に理解し、実践していけるようがんばります。
以上、工務部の馬庭大輔でした。
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