築38年の事務所リノベーション 緑化計画
2019.10.03
スタッフブログ
弊社の事務所は築38年になる3階建ての建物で、去年のはじめに、外壁の塗り替えと、一階部分の壁や内装をほぼ全面変える大規模なリノベーション工事を行いました。
とはいえ、いくら大規模リノベーションといっても、サッシや外部の内装ではない所などは割とそのまま使う事が多く弊社の事務所もサッシや外部空間などはそのままです。
このように、新しさと古さが共存するのがリノベーションの面白いところでもあると思います。
「リノベーションには緑が合う」
私の主観ですが、そんな新旧が混在した建物は特に、緑が合うと思うのです。
新しい部分から古い部分を見た時に、「違和感・汚い・やり残し」として映るか
古い部分があるからこそ「朽ちているところがデザインとしてカッコいい」と映るか。
新しさと古さ。その相反するものの緩衝材になり、調和に一役買ってくれるのが「緑」ではないかと感じています。
家具や照明えらびも大事ではありますが、特に屋外空間の部分で力を発揮するのはグリーンです。
今回も、外部空間の古い部分(サッシ周りやピロティのコンクリート)にはとにかく緑をたくさんわっさわっさに置くようにしています。
ハーブやワイヤープランツ、アイビーなど、ホームセンダーの園芸コーナーで安く購入できる植物をたくさん育てるだけでもこれだけボリュームを出すことができました。
コンクリートの壁面緑化中のアイビーは、元々前からありました。ただアイビーは上に向かわず、垂れ下がっていたので、ワイヤーで上に向かうようにしています。一年程ですがにょきにょき育ち、しっかりコンクリートに張り付いてくれています。
背の高い植物は森瀬の自宅の庭で勝手に増えたシマトネリコを鉢植えにして持ってきてくれたものです。
古いコンクリートと緑の組み合わせや、窓から緑が見える景色は私も個人的に好きなので、
ここの空間がもっと素敵になると1階打ち合わせ室の窓からは古い鉄骨階段と、
コンクリートと沢山の緑が眺められる、リノベ好きにはたまらない空間になると思います。
室内は新しい空間なので、木の床・木の家具が多く、モクモクしすぎているところに、緑をアクセントに置いています。
(茶色が多い部分に差し色に緑を入れるようなイメージです。)
安かったのでいくつか買ったポトスが、かなりの生命力で、にょきにょき伸びてくる茎を切って差し木でどんどん増えています。アイビーやワイヤープランツよりも室内に向いているのでは。おすすめです。
植物は成長したり枯れたり、増えたり…
常に同じ姿形を保つわけではありませんので、定期的に森瀬を呼んで部活をします。
森瀬は植物に詳しいので、リノベ時に植物を買いに回った私と二人で「園芸部」と名付けて管理しています。
基本的に私は緑を増やすだけ増やし、あれこれオシャレにしようと画策する、増やす専門ですが、
森瀬は自宅で増殖した植物をコケ玉にして持ってきてはお客様に里子に出したり、
事務所やモデルハウスの植物たちのお世話は全て森瀬が行い管理しています。
今日は久しぶりに部活をし、頂いた胡蝶蘭の花が全て落ち、そのままになっていたので、胡蝶蘭のメンテナンスを行いました。
明日は、株分けして増殖した植物たちと、成長して鉢のサイズが合わなくなってきた植物たちを
植え替える作業をします。
築古の事務所リノベーションに彩を添えてくれる植物たち。
新築でも緑はどんな素敵な家具にも勝るとも劣らない、立派なインテリアです。
ぜひ、新しいお家でも観葉植物やお庭で、たくさんの緑を育ててみてくださいね。
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