薪ストーブからペレットストーブを選択する方が増えています。
2020.02.05
家づくり相談室
ペレットストーブなるものをご存知でしょうか?
燃料に木質ペレットを使用する、薪ストーブに似た暖房機器です。
本体にペレットを貯蔵するタンクが内蔵されており、電源を使用して少しずつペレットを燃焼室へ送り出します。
排気はファンで強制的に屋外へ排出するため、薪ストーブと比べ、煙突設計が容易で、コストも低い傾向にあります。
大きな特徴としては、価格が不安定な化石燃料に頼らない、エコロジーであることが挙げられます。
ペレットストーブの煙から排出されるCO2は、植樹された森林や植物が光合成の過程で吸収します。それにより地球上のCO2が増えない、±0であるという考え方「カーボンニュートラル」により、二酸化炭素を増やさないのです。
また、ペレットストーブで使用するペレットは、正確には木質ペレットと呼ばれます。間伐材や木屑・廃材等を再利用して製造される木質バイオマス燃料(リサイクル燃料)です。
これまで廃棄するのみだった資源の有効活用を目的とし、国を挙げてペレットの普及を推進しています。
最近では、自治体でペレットの購入(消費者)に対し補助金制度を設けているところも全国的に増えてきています。
そこで気になるのはランニングコストですが、一般的に火力が「中」のときペレットは約1kg/h消費するといわれています。
10kg=600円のペレットを購入し、1日10時間、1ヶ月で25日使用したとすると、1か月のペレット代は約15,000円となります。(*目安です) エアコン等と比べた場合、暖房効率は抜きに、コストだけを見ると決して安いわけではありません。
10kg=600円のペレットを購入し、1日10時間、1ヶ月で25日使用したとすると、1か月のペレット代は約15,000円となります。(*目安です) エアコン等と比べた場合、暖房効率は抜きに、コストだけを見ると決して安いわけではありません。
その他には、温風と輻射熱による、全体が温まる効率の良い暖房効果。リモコンでの簡単な操作。容易な煙突設計とメンテナンス等の特徴があります。
室内で火を眺められるだけでもアウトドア好きにはたまらないのではないでしょうか?
薪ストーブにあこがれているけれどハードルが高い…という方にも良いかもしれません。
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