住宅街の中にポツンとミカンの木が植わっていたりする土地って…
2020.02.28
家づくり相談室
こんにちは。お客様窓口丹羽です。
今、土地探しに苦労されている方も多いと思います。
土地を探す方は空き地を気にして見るようになると、住宅街のなかにぽつんとたたずむ、みかん畑や、なにかの畑なのか、空き地なのかわからない様な土地。
隣家のお庭でもなさそうだし、駐車場でもない。
「こんないいところにこんな空き地があるのに何故家が建たないのか?」と疑問を持つことってありますよね。
実はそんな土地の中に多いのは「生産緑地法」に守られている「農地扱いの土地」なのです。
これは1991年に施行された生産緑地法により、宅地化が急に進んだ地域(三大都市圏)の農地や森林保護を目的に30年間農林漁業用地と指定することで、宅地並み課税をしない代わりに、その土地を 農林漁業用地として使うことを義務付けた土地の事です。住宅街の中に整然とミカンの木が植わっていたりする土地がそうだったりします。
こういった土地は30年を経た2022年以降、農地の適用が外れる時期が来ます。
そうすると、地主の皆さんは宅地並みに値上がりした固定資産税が課せられることになります。
それが大きな負担となり、地主さんが農地の土地を手放すことを選択し、売りに出る物件も増えるのではないかと見られています。
その結果、場所に寄りますが、ここ数年の土地不足や地価上昇も緩和されるかもしれませんね。
子育てや介護など、待ったなしで家を必要とする方は別ですが、なかなか思い通りの土地がないと思われる方は、ここ数年ずっと上がらない住宅ローンの金利の様子を見ながら2022年以降の動きを気にしつつ数年待ってみるのも一つの考え方かもしれません。
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