所有者不明土地問題ってご存じですか?
2020.03.31
家づくり相談室
こんにちは。お客様窓口丹羽です。
昨年我が家の裏の大きな空き地の所有者が変わり、先月、月極駐車場に整備されました。
300坪程度中に、昔は何軒も家が建っていましたが(それぞれ別所有者)、接道が少なすぎて、今の建築基準法では建て替えができないため、年月が経ってそれぞれの家はそのまま古くなって、所有者が転居したり、亡くなったりして空き家になったまま放置された結果、相続者がねずみ算式に増えて、中には相続者が分からなくなったりして、土地の処分がとても困難な状態になってしまっていました。
そこで弁護士が取りまとめに入ったものの、売買にこぎつけるのに何年もかかりました。
こういった土地は、所有者不明土地といわれて、全国的にもこういった事例が大変増えており問題になっています。
そこで平成30年『所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法』という法律ができて、放置されていた相続登記などを強く進めるようになっていっています。こういった土地の購入を積極的に購入しようと考える方は少ないと思いますが、購入しようとした土地の隣がこういう土地の場合は注意が必要です。
私は自分が購入した土地の隣がこういう土地でしたので、土地の売買契約のあと測量が終わらず(権利者が多すぎて測量立会いの委任状をまとめるのにとても時間が掛かったため)引き渡しまで1年以上かかりました。
土地を買う時は近隣も含めてしっかり調べないと、予定外の時間を要してしまうことが有るので、仲介業者さんにしっかり調べてもらいましょう。
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