設計の提案力
2020.06.09
スタッフブログ
先日、とある師匠から一流の美容師と、一流の設計士は似ているという話を聞きました。
たとえばどういうことかというと、
美容院に行ったときに、こんな髪型にしてくださいと雑誌の切り抜きを持って行ったとします。
その写真の髪型と同じカットにするのは、普通の美容師さんなんだそうです。
では指名が絶えないカリスマと言われる美容師はどうなのかというと、そのお客様の顔の系統、肌の色、頭や顔のカタチ、髪質、その人の性格などからもっとその人に似合う提案をするそうです。
または、持ってきたイメージの髪型に近づけるために、まったく写真とは同じように切らない。という事も提案するそうです。
このモデルさんは頭のカタチや毛の癖がこうだからこうなっているけれどあなたの頭のカタチはこうだから、こうした方がよりこの雑誌のこの雰囲気に近づけるとおもいます。などの提案があるんだそうです。
私の経験した美容師さんは、イメージの写真を見せて、ん~そうはならないですね。と言われることが多く、あ、じゃあどうしたらちか近づけますか?ん~まぁ近くはなりますが同じにはなりません。そんな会話がほとんどでした。または写真をみせて、了解ですといった割に、仕上がりが全然イメージと違った髪型にされることも多々ありました。それがとても似合っていたり周囲に好評であればいいのですが、そうじゃない場合しか経験した事が無いです。
そういう良くない方向の全然違ったイメージにされるのが一番いやなので、今は冒険はせず、無難に整えてくださる美容院に通っていますが、自分のまだ知らない魅力を引き出してくれたり、似合う髪形に出会わせてくれる美容師さんに出会ってみたいなと思う事はよくあります。
そう考えると確かに、注文住宅の提案も似ているかもしれないなぁと妙に納得してしまいました。
土地のカタチや周辺環境はその家でそれぞれ違います。
たとえば中庭のあるリビングの雑誌を持ってきても、実はその土地ならば、中庭よりももっと違ったお庭の形状の方が、光の入り具合や景色など含めて実はその雑誌の素敵な雰囲気に近い家を手に入れる事が出来たりする場合もあります。
このように南側に大きな建物が近い距離で建っている土地など、条件は本当に様々です。
家事ラク動線も、敷地と、家族構成、住み手の性格でずいぶん使いやすさって変わりますよね。
二世帯住宅であれば、さらに要望は多様化します。
そんなことを思い出しながら、「カリスマ美容師に例えると、良い設計士が分かりやすい」という話に弊社の設計提案力を置きかえて、なるほどな。と気づきをもらった時間でした。
この土地にどんな家をたてたいか、どんな家が建つのか、お悩みの方は
ハイクオリティビルド認定工務店にもえらばれたニケンハウジングの建築士たちに、ぜひお家の希望をぶつけてみてくださいね。カリスマ美容師ならぬ、いえづくりの先生の様に、色んな経験や知識の引き出しを持ったアドバイスをもらえるはずです。
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